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新野 洋

植物の造形や色彩は誰かが美意識をもって創り上げたかのような見事な姿をしています。私は生物がどのように自らの体を形作るのか自然の摂理を知りたいという好奇心から、日々の自然観察を基に作品を制作しています。型取りの手法により複製化した樹脂製の植物を再構築することでうまれる「いきもの」。自然の造形が凝縮されたこの「いきもの」は採取した地域性を色濃く映し出すだけではなく、生物が紡いできた歴史をも内包し、静かに生命の気配を漂わせます。



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